冬の実践発表交流会 企画2 地域を超えた授業実践研究

12月8日(土)金沢市立押野小学校において今年度2回目となる実践交流発表会を行いました。学期末のあわただしい時期にもかかわらず70名近くの参加がありました。今回は5分間のプレゼンテーションが5本、15分間のプレゼンテーションが3本の8つの実践例の発表が行われました。それぞれの発表について金沢大学の加藤隆宏先生から貴重なアドヴァイスをいただくことができました。


                           
時間       タイトル        発 表 者
5分 1枚の写真に込められた思い 
    
内灘町立大根布小学校  角 重人先生
15分 効果的なまとめ方をしよう。
    パワーポイントを使った発表会   

金沢市立押野小学校   徳成 保之先生
5分 TV会議。1年生で初挑戦!
      
野々市町立野々市小学校 西田 素子先生
15分 ネットミーティングで町じまん
     
津幡町立太白台小学校  飯田 裕美先生
5分 楽しいレシピ作りーわたしの工夫お菓子
山中町立山中小学校   河西 敦子先生
5分 ロボコンを作ってみよう
       
小松市立第一小学校   中川 知成先生
5分 コンピュータを生かした英語活動
  
金沢市立扇台小学校   清水 和久先生
15分 メディアを身近に感じる学習活動のコツ
松任市立東明小学校   中條 敏江先生

☆加藤先生のお話より
  ・写真やプレゼンテーションによるまとめについて
  何を目的にするかで作り方やアプローチの仕方は 変わってくる。子どもにどんな力をつけさせたいのかを教師が明確に持ち、取り組ませることが大切。 写真に題名やコメントをつける、プレゼンテーショ ンに入れる言葉を吟味させる、・・・などという活 動を通し、よりよいものに作り上げていく過程を大切にしたい。
・TV会議等による交流について
 活動をしていく中で子どもたちの中で自然にルールが定まっていったり、気づくことがある。そういうことが本当に子どもたちが活動によって学び取ったものになる。教師があらかじめ情報を与えすぎることがないようにしていきたい。
・プレゼンテーションによる発表について
 まず内容の概略を説明する画面を作ると見ている人が内容を把握しやすい。また実践の中で子どもがどのように変容していったのかを結果だけでなく過程を入れて紹介することで内容が生きてくる。
☆アンケートより
・大きな大会でプレゼンを見せていただくのも勉  強になるのですが、身近なところで見せていただくとより自分に近いものとしてとらえることができるような気がします。
・様々なタイプのプレゼンを見ることができてよかった。作る技術的なことも得るものが多かった。どんな発表をするか、という意志、何を伝えようとするかなどを意識するかしないかで伝え方が変わることがわかった。
 ・多種多様なメディアの活用法がわかり大変参考になりました。今後の実践にも生かせ  たらと思います。
 ・機械が苦手なのでおっくうになってしまっていましたが、実践を見て少しずつ使ってみようかという気になりました。今までのメディアと新しいメディアを組み合わせるということについてなるほどなぁと思いました。
・インターネット、校内LAN、TV会議システムなど新しい機器がどんどん導入され、油断しているとそういった機器との距離が離れてきたような気がしていました。が、今回のような研究会でちょっとした工夫を教えていただくと、現在の機器と日常の教育活動はちゃんとつながっているのだなと感じることができました。自分でも実践していきたいと思いました。
 ・プレゼンのコツが少々つかめ、試してみたくなりました。今日はエキスばかりをたくさんの先生方からいただきました。
 ・交流を継続していくためのよきアドヴァイスをいただき喜んでいます。